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2026.03.04更新

アスベスト(石綿)について① ~そもそもアスベストって?どういった部分に含まれる可能性がある?~

八尾市で解体工事をご検討中の皆様、こんにちは。「アナタノ解体」の広報担当です。

大切に住まわれてきたお家や、ご両親から受け継いだ思い出の詰まった建物を解体することは、単なる「取り壊し」ではありません。それは、新しい生活や土地の活用といった**「新しい未来のための整理」**でもあります。

そんな前向きな一歩を安心・安全に踏み出していただくために、避けては通れない大切なテーマがあります。それが**「アスベスト(石綿)」**です。

今回から3回にわたって、知っておかないと後悔するアスベストの基礎知識について、専門用語を噛み砕いてお伝えしていきます。

第1回:そもそもアスベストって?どういった部分に含まれる可能性がある?

「アスベスト」という言葉、ニュースなどで耳にされたことがある方も多いのではないでしょうか。しかし、実際に自分のお家に関係があるのかどうか、ピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。

まずは、アスベストが一体どのようなもので、なぜ注意が必要なのかを整理していきましょう。

アスベスト(石綿)とは?

アスベストは天然に存在する「石の綿(いしわた)」とも呼ばれる繊維状の鉱物です。

  • 熱に強い(耐熱性)

  • 薬品に強い(耐食性)

  • 摩擦に強い(耐摩耗性)

  • 電気が通りにくい(絶縁性)

このように非常に優れた特性を持ち、かつ安価だったため、かつては「魔法の材料」として、日本の建築物には欠かせない存在でした。

しかし、その非常に細かな繊維(髪の毛の5,000分の1程度)を吸い込んでしまうと、肺の中に残り続け、数十年という長い潜伏期間を経て、中皮腫や肺がんなどの健康被害を引き起こすリスクがあることが判明しました。そのため、現在は製造・使用が全面的に禁止されています。


「私のお家は大丈夫?」含まれている可能性がある場所

昭和から平成初期にかけて建てられた住宅には、屋根材や壁材、断熱材などにアスベストが含まれている可能性があります。特に昭和56年(1981年)以前の旧耐震基準で建てられたお家や、それ以降でも2006年(平成18年)以前に建てられたお家は、調査が必要になるケースがほとんどです。

具体的にお家のどの部分に使われていることが多いのか、代表的な例を挙げてみます。

1. 屋根材(スレート瓦・コロニアルなど)

昔の薄い板状の屋根材には、強度を高めるためにアスベストが混ぜられていることがありました。見た目では判断が難しいため、製造年やメーカーの型番を確認する必要があります。

2. 外壁材(サイディングや吹付材)

外壁の板(サイディング)や、モルタル壁の上に模様をつけるために吹き付けられた塗料の中に含まれていることがあります。

3. 内装材(天井のボードや床のタイル)

意外かもしれませんが、お部屋の中にも使われています。

  • 天井: 吸音性や断熱性を高めるための天井板。

  • 床: 昔の硬いビニールタイルや、その接着剤に含まれていることもあります。

4. 断熱材・保温材

屋根裏や壁の中、あるいは古いボイラーの配管まわりなどに、綿のような状態で吹き付けられたり、巻き付けられたりしていることがあります。これを「吹き付けアスベスト」と呼び、非常に飛散しやすいため特に注意が必要です。


なぜ解体前に知っておくべきなのか

もしアスベストが含まれていることを知らずに、普通の建物と同じようにバキバキと壊してしまうと、目に見えない微細な繊維が周囲に舞い散ってしまいます。

これは、作業員だけでなく、近隣にお住まいの方々や、施主様ご自身にも健康被害を及ぼす恐れがあります。だからこそ、解体工事を始める前には、専門家による厳密な「事前調査」が義務付けられているのです。

 

第1回のまとめ

  • アスベストは非常に便利な材料だったが、吸い込むと深刻な健康被害を招く恐れがある。

  • 2006年以前に建てられたお家には、屋根・壁・内装など至る所に含まれている可能性がある。

  • 知らずに壊すと周囲に危険を及ぼすため、事前の正しい調査が不可欠。

次回の第2回では、**「アスベスト関連の解体工事に伴う法令とその現場での対策・対応」**について詳しくお伝えします。法律で決まっているルールを正しく知ることで、トラブルを防ぐことができます。

新しい未来のための整理を、まずは「知ること」から始めてみませんか?

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